愛車通信 ホンダCB125JX
名古屋二輪旧車会のS氏より雨ざらしで放置されていたこのCB125が我が家へ輿入れしたのが1987年頃。
年式は1972年、車名は雑誌によるとCB125JXだがメーカーに問い合わせると単気筒車の名称で二気筒でJXは無いとの返事でした。
片肺のためボーリング、自分で二度ほど分解したものの三回目にモータースでへエンジンのみ入院させるついでに完全分解をした車体を1998年に化粧直しをした。
このページではメーカーの指示に従いCB125Kと呼ぶ事にした。だが資料が少ないので詳しくは掲載できないのが残念。

鬼岩わ走るCB125Kと私
写真は2009年、新年早々に岐阜県土岐市鬼岩公園への旧車ツーリングでのものである。画像では分からないが自分でやった塗装がくたびれているのだけは報告したい。後方は松野湖です。
1972年型ホンダベンリイCB125JX
CB90JX-DISKと同じタイプのメカニカルディスクブレーキを装備した新型CB125JX。
パッド付き角形ガソリンタンクを装備してよりスポーティーなイメージになった。
全長1.905 全幅725 全高1.032 軸距1.280(各o)
車重117s 空冷4サイクル 二気筒(OHC)124cc 
ボア・ストローク44.0×41.0o 圧縮比9.4 
最高出力14.0ps/10.500rpm 最大トルク1.00kgm/9.000rpm 始動セル、キック 前進5段リターン サスペンション前テレスコピック 後スイングアーム
タイヤ寸法前前2.50−18 後2.75−18 現金価格16万3000円
1987年8月臨時増刊モーターサイクリスト国産モーターサイクル戦後史より抜粋

二度目は自分で分解整備
1991年2月
数年前に手に入れて乗っていたCB125Kのオイルにじみが気になり自分でエンジンの腰から上のみ分解整備。二度目の分解だが最初はモータースで行い今回は自分でやる最初となった。右端の画像が完成したものです。但し一応の完成としておきます。
スズカサーキット旧車レース参加

1995年1月16日
自分でくみ上げた後、スズカサーキットで開催されたヒストリックミーティング(旧車レース)参加。フルコースを二周したらシリンダーからオイルが吹き出していた。
1998年1月12日〜9月14日
8ヶ月余りをかけてエンジンをモータースへオーバーホールへ出す。その間にフレームや外装のレストアに着手する。冬のコンクリートの上での作業で腰を痛め、夏の暑さではバテていたよね。
車庫でのレストア風景
塗装したばかりのガソリンタンク




詳しい作業風景や行程は私のホームページ説法18〜21でご覧下さい。
2002年
10月4日、総距離26.595km。エンジン不調となる(アイトリング不安定、右側の吹けが悪い)。点検し圧縮比左右とも8.5km、全開時左右とも11.5km。キャブレターOH、ポイント摺り合わせ、スパークプラグ交換。費用12.000円。
10月29日、キブレターのフロートに穴が開いているのが発覚。部品入荷後交換。自分で交換だと記憶する。費用1.490円。
2006年
11月、左側マフラー破れオークションで購入し左右とも取り替え。
マフラー他交換作業
マフラー交換に伴い割れたエキパイフランジを知り合いの製作所にて一品製作。メーター内ランプ交換、クラッチアジャスター交換。ウインカーランプ接触部補修。
バッテリーも新品にした
左端の画像はクラッチアジャスター、ペンチでウインカーランプを固定しハンダ盛り付け。バッテリー新品、ホーンはオークション落札のモンキー6Vのものを装着した。
シート補修
シートの破れ補修とハンドルも交換する。右端がマフラー他を交換したものです。ウインカーの配線も作り直して点滅が良好になった。アース不良だったんだと思う。この状態で現在も走行中。
2008年
12月15日、総距離28.407km時。エンジンオイル交換。費用2.200円。
2009年
総距離28.543km時。1月〜6月にかけてセンタースタンドの修理をする。昨年末にスタンドを立てようとしたらグニャリとなり折れてしまった。知り合いの困ったときの神頼みの製作所へお願いした。
センタースタンド修理
左端のように折れていた。以前の修理跡があった。ホームセンターで購入した安物の缶スプレー赤色、サフェーサー、クリヤーを用意。ブラシで汚れを落としシンナーで油分を除去。
車庫内にブルーシートを張り塗装した。右端は取り付けた状態。スプリングも製作所にて作成、製作所には足を向けて寝られないよね
2010年
6月15日、総距離28.881km時にエンジンオイル交換。普段乗らないので一年おきに交換している。費用3.000円。
9月13日、モータースにて点検調整。バルブクリアランス調整、タイミングチェーン調整も限度一杯で音消えず、キャブレター清掃/調整、タペット調整(点火弱く初動パワー不足のため)。
以上によりカムチェーンの音が気になるもエンジン好調。
2012年
2月20日、総距離29.459.9km。バッテリー充電をする。現在使用バッテリーはGS YUASA 6N12A−2Cでモータースへ注文するとこの一種類しかないらしい。6Vのバッテリーはこの後も生産かあるのか不安でもある。
バッテリー周り
バッテリー充電器ご覧のようにシート台座は錆びている。新しいのが欲しいが・・・。バッテリーの+端子は変形してしまったのでそろそろ交換時期だろう。
各配線類も経年変化で硬質化しているのでいずれは作り直しがいると思う。
バッテリー充電器はセルスター工業製・高性能小型バッテリー充電器 SS−5 標準価格8.500円と説明されている。DC−6V/12V用で切り替えて使用する。購入したのはさだかでないが10年以上はたっている。
4月16日、奥飛騨の旅行が取りやめとなりできた時間を利用してワックスがけとエンジンオイル交換を行った。
アトランタでエンジンオイル交換総距離29.462km、前回の交換が2010年なので二年近く交換してなかった。その間の走行は581km、乗る回数が少ないからね。
アトランタ港本店にて交換。オイルはホンダ純正。料金2.500円
交換後、試運転をして車庫に帰り車庫の中で写真を撮った。

7月24日
積載用にキャリアを取り付けた。知り合いの息子さんが使用していた北海道ツーリング時のキャリアが過積載で損傷したのを頂いた。それをなじみの製作所で切断加工を依頼した。これで旧車ツーリング時の寅さんバッグが安定して積めるので大助かりとなる。
(クリックして大きな画像で確認できます)

切断加工したキャリアと制作した部品 別の角度から写す 北海道へ行った記録が記されていた 使用車種名が記されている リアサス上部に止めたステー
ステーにキャリア取り付け 下から見る。テールランプボルトを利用。 リアサス上部部分 取り付け後に磨き上げた 取り付けた全体写真


バッテリー端子破損


10月7日
翌日の旧車ツーリングに備えて充電したバッテリーを取り付けようとしたところ+の端子が折れてしまった。知り合いに頼んでPC用の6Vバッテリーを手配する。
PCバッテリー6V10A

10月16日

キャンプから帰宅すると知り合いから手に入ったパソコン、バックアップ用バッテリー6V10Aが持ち込まれていた。接続用の配線も作ってあり大助かり。
6V1.5A充電器

10月21日

部員より使わなくなった6V1.5Aの状電気を譲り受ける。PCバッテリーは車やバイク用の充電器では強すぎるので困っていたら「いらないけど使うぅ〜」で迷わず頂いた。

10月23日
純正のバッテリーより若干小さいのでバッテリーケースの隙間にスポンジを入れた。+と−端子への接続は六角ボルトで繋ぎ、ブチルテープとビニールテープで絶縁する。
ケースカバーが綺麗に収まらないがまぁ仕方なしかな。エンジン始動しヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプ点灯確認。後日試運転予定。
PC用バッテリー取り付け

2013年
12月17日
取り外していたアマチュア無線のアンテナを取り付け。道中の連絡用にと再度装備した。別冊モーターサイクリスト2014年1月号NO−415付録、工具袋を早速使用した。

無線のアンテナ再装備  工具袋   工具を入れる  CB125の工具ボックスへ収納

2014

 8月5日、アトランタにてエンジンオイル交換。2.500円。29.977km時。
9月30日、アトランタへ前後タイヤを注文する。手付けとして15.000円入金しタイヤはホイールとタイヤみ取り外して引き渡し。 
10月3日、タイヤ交換が終わり引き取り。残金6.492円合計21.492円。フロントは正規の2.50−18だがリアは2.75−18が生産中止で3.00−18を取り付けた。
リフブレーキステーやドライブチェヘンとの干渉が気になる。 

10月6日
台風での店内対策で休日となり取り付け作業をする。フロント取り付け時にエンジンを支えていたジャッキを外さずにフロントシャフトのボルトを絞めたらバイクが転倒。アクセルグリップ部内側へ入り込む。
リアタイヤはステーなどに干渉する事なく取り付けられた。下記画像で確認下さい。

ひび割れたリアタイヤ フロントもひび割れで両方とも交換 フロントのスピードメーターワイヤー取り出し部グリスアップ リアタイヤはどこにも干渉しなかった フロント取り付け、ロックナットを絞める時にバイク転倒 ドライブチェーンのクランクケース内部もグリスアップ タイヤとチェーンには2pほど余裕あり

2015

CB125オドメーター  2月24日
久しぶり試運転をするついでにデジカメ取り付けアタッチメントをハンドルに取り付けて走行実験。
振動が多すぎて撮影は無理みたいだった。サスペンションのリアが旨く路面の凸凹を吸収しないようだ。購入して30年余りでやっと30.000kmを超えた。

2018

ドレンワッシャー   11月12日
久し振りのエンジンオイル交換をする。今までは走行距離が伸びないので補充はしていた。ドレンワッシャーはキタコ製22×28×1.0を使用。外したワッシャーと幅が違うがこれしか無かった。
税込み194円なり。
クランクケース下部清掃   ドレンボルトは固くて中々外れず苦労した。やはりオイルは真っ黒け、定期的に距離に関係なく交換が一番だ。パーツクリーナーでクランクケース下部を清掃。
オイル   オイルはホームセンターでホンダG4オイル1Lを1.2L使用。バイク用品店で買うと3.800円はするのが一缶1.800円に消費税は助かる。
マニュアル   モータースに頼んでコピーして貰ったホンダベンリイ125.135のサービスマニュアル。サービスデーター表でオイル容量確認も少し入れすぎたかな?。
ドレン締め付け   ドレンボルトの締め付けは750のシャドウはトルク29n、ところが締めたら弱い感じ。なので40nで締めてみた。マニュアルにはトルク数値が記されてなかった。試運転ご確認しオイルのにじみは無し。
31.177km時に交換。

2019

5月7日
ヘッドライト切り替え部と周りの配線清掃

シート下の配線周り   鬼岩へ向かう早朝にヘッドライトを点けるとウインカーが点滅しなくなった。バッテリー不良も考えるも詳しい人からヘッドライト切り替えスイッチからヘッドライトへの配線不備を指摘され確認作業に取りかかる。
シート下の電装関係、バッテリーは純正のものではなくPC用の6Vの物。端子は外れないようにブチルとビニールテープで巻いたため外れない。ボディーアース側を外して作業した。
ヘッドライト切り替えぶ分解清掃   ハンドル右側のヘッドライト切り替えホルタ゜ーを分解清掃。古いパイクなのでヘタに分解すると戻せないと考えそのままパーツクリーナーとブラシで清掃し接点復活剤を使用。
配線も外せるものは外し清掃した。

ポジションランプ破損
ヘッドライトのポジションランプが腐っていた。これが原因か??。バイク用品店で6V3Wの球を声入し交換。

ランプ購入   ハイビームにした時の確認ランプは6V1.5Wだが同じのが無く6V1.7Wで対応。ヘッドライトランプは取り付け部分が合わず元のものを使用。後日、モータースへ注文かな。
点灯確認   アース線を付け直しスイッチONで点灯を確認、ロービームでもハイでもポジションが点灯する、良かったけ??。エンジンをかけてヘッドライトONでウインカーの点滅を確認。
但し反応が弱く光量も弱い。これ以上は私には無理なのでこのまま乗り続けて様子みだ。

2020

バッテリー関係と整流器修理 
7月21日
充電ができないのでバイク仲間に相談すると充電済みのバッテリーを持って来たくれた。取り付けるとエンジンは始動するが電圧が6V〜5Vへ落ちる。整流器を確認すると配線が二本外れていた。半田付けしてエンジンをかけると6Vより落ちないが回転にともない上下するのが弱い。
充電器とともに整流器もバイク仲間に修理を依頼する。
新旧整流器  配線確認  整流器取り付け  8月10日
整流器修理完了(大須アメ横で部品調達し新規作成)。左端の画像の右側が新規、左が古いやつ。真ん中の画像は配線の点検確認。
右端は整流器が大きく、上から入らず下から押し込む。電圧計で測定し停止時6V以上、始動すると7V以上で完璧。ウインカー作動復調、各部ライト生き返る。 
バッテリーつなぐ  バッテリー交換、6Vの小さいやつを並列?で繋いだ。隙間にはクッション剤を押し込んで対処。ガソリンタンク取り外し中に燃料ホースとフイルター破損、後日修理予定。 
燃料系部品  取り替え作業  取り替え完了  8月11日
バイクワールド名古屋みなと店で燃料ホース(内径5o)、フイルター二個、ワッシャー購入。燃料ホース周り新品取り替え。エンジン始動良好。 
 10月15日
アトランタにてプラグ、NGKのD6HS二本購入。1.100円。現在、どのバイクも使用しない物とかで今後の入荷は不明。



レストアは楽しくもあり苦しくもあり・・・かな?